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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第50章 課題




すると、秀一さんは
くるりと回って
正面から私を抱き締め返してくる


赤「どうだかな…
葵は時々
一人で突っ走っていく時がある」


うっ…何も言えない…


確かに冷静な判断が
出来なくなる時がある


赤「俺が何回リードで
繋いでやろうかと考えたことか…」


私は秀一さんを見上げた


『リードって…秀一さん
そんな事考えていたんですか!』


赤「ああ、世話の焼けるペットだ」


『私はペットじゃありません!』


秀一さんの胸板をぽかぽか叩いた


赤「すまんすまん、
世話の焼ける可愛い可愛い恋人さん」


秀一さんは私の体を持ち上げると
唇に軽くキスをした


『…しゅ、秀一さんっ』


赤「You take my breath away.」


『…んん?…ぶれすあうぇい?
…秀一さん、何て言ったんですか?』


聞き慣れない英語に
頭の中はハテナマークが飛び交う


赤「呼吸も出来ないくらい
葵が好きだと言ったんだ」


顔が真っ赤になるのを感じた


そんなポエミーな発言が出来るのは
この人くらいだろう


『わ、私も…それ以上に
秀一さんの事、好きです…』


照れながら言った


自然と唇が重なる


深く濃厚なキス


誰も邪魔などしてこない
甘い空気が私たちを包んだ


赤「…このまま
続きをしたいところだが
夕食が出来ているから
冷めないうちに食べようか」


『はいっ』


穏やかで平穏な時間


ずっとこのままで居たい


そう願う事は出来ても
中々そうはいかなくて


平穏を守る為に
やらなければいけない事は
山積みだった



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