• テキストサイズ

【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第49章 お仕置きの時間※




あれから
怒る私をなだめながら
秀一さんはいつもの様に
全身を洗ってくれて


今は銃弾を掠めた肩の
手当をされている


『消毒液…染みるっ…』


赤「当たり前だ」


慣れた手つきで
包帯を巻かれて手当が終わる


考える事は…組織の事


大人の姿の私と
幼児化した私が同一人物だと
知っているのは
秀一さん、コナンくん、
阿笠博士、哀ちゃん、工藤夫妻…


それから、ベルモット…


どうしたものかと
頭を悩ませていた


時刻はとっくに日を跨いでいて…


赤「今日はもう遅いから寝るぞ」


と、腕を引かれて
秀一さんの自室へと来た


ベッドの中に潜り込むと
秀一さんが私を包んでくれる


赤「ボウヤには連絡を入れておいた
また、明日考えよう」


『はい』


今日は物凄く疲れた


それなのに不安が
覆い尽くして中々寝付けない


秀一さんは私の様子を
察したのか頭を優しく撫でてくれる


赤「葵、今度こそ
俺の側から離れるんじゃないぞ」


『…離れませんよ』


赤「それと、何かあれば
真っ先に俺に言うこと。
ちゃんと守れるな?」


『はい』


赤「約束が守れなかったら
アメリカ行きだ」


『それは、嫌です』


私は秀一さんの胸板に
ぎゅっと顔を埋めた


赤「俺も葵と離れると
気が狂いそうになる…
いい子にしていてくれよ」


『はいっ』


いつもそうだった


こっちの世界に来てから
随分と日が経つけど


秀一さんはいつでも
私に安心を与えてくれた


ちゃんと言う事聞いて
約束を守らないと…


秀一さんの言う
いい子にならないと…


そう心に誓ったのに
秀一さんは…


赤「葵は悪い子だからな…」


と言いながら
私の頬をむにっと摘んできた


『…いひゃいれす(痛いです)』


赤「…ふっ…可愛い」


秀一さんは摘んだ頬を離すと
ちゅっと触れるだけのキスをした


赤「いい子は寝る時間だ」


『はい、おやすみなさい』


赤「おやすみ」


目を瞑って
秀一さんの腕の中で眠った




.
/ 493ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp