【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】
第48章 対峙
私は拳銃を構えながら
バーボンに近づいた
『いい加減、目を覚まして降谷さん
私達の敵は同じです
こんな事をしている場合じゃない』
私は拳銃を下ろした
降谷さんの目の前まで来て
服の裾を引っ張った
降谷さんはそのままかかんで
私の目線の高さに合わせてくれた
私は思いっきりデコピンをしてやった
『これで私にした事は
チャラにしてあげます
組織に命令されたとはいえ
強姦に監禁……警察失格ですよ』
言ってる意味わかりますよね?
っと脅し気味に付け加えた
降谷さんは呆気に取られた顔をした
すると、一つため息を吐いた
降「……確かにこんな事を
している場合ではないな」
と、降谷さんは冷静さを取り戻した
降「…君にはやられたよ
今日のところは降参だ」
どうやら諦めてくれた様だった
安心して緊張の糸が切れたのか
急に体が痺れて地面にへたり込んだ
すると後ろから
ふわっと体を抱き上げられた
赤「無茶をするからだ」
秀一さんに抱き上げられていた
降「赤井!」
秀一さんの顔を見上げると
怒っている表情をしていた
赤「降谷くん、悪いが
この子は君にはやらんよ」
そう言いながらスタスタと
降谷さんの横を通り過ぎていく
『待って、秀一さん』
私の声に動きを止めてくれた
『服のポケットに
ボイスレコーダーが入ってるから
降谷さんに渡して』
秀一さんは私のポケットから
ボイスレコーダーを取り出すと
降谷さんに投げた
『降谷さん、それに
全部録音されてるから
組織の人に渡してて下さい』
降「了解しました」
そんなこんなで
任務は完了し一件落着した
だが、秀一さんは
完全に怒っていた
秀一さんの停めてあった
車に乗せられて肩の手当てをされる
『…秀一さん』
赤「なんだ」
『…怒ってますよね』
赤「当たり前だ」
『ごめんなさい』
謝ると秀一さんにキツく抱き締められた
赤「俺の寿命をどれだけ
削れば気が済むんだ」
『秀一さん…』
赤「帰ったらお仕置きだ」
手当てを終えて
秀一さんは車を発進させた
.