【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】
第40章 ドライブ※
目を覚ますと
見慣れた自分の部屋だった
あれ…私あの後…
自分の姿を見ると
パジャマを着せられていて
下着も変えられていた
昴さん、
お風呂まで入れてくれたのか…
時計を見るともう夜だった
ふと、安室さんから
頂いてる携帯を見てみると
メールが入っていた
安室さんまだ心配しているのかな
そんな事を思いながら
メールを開いた
"そろそろいい頃合いかしら?
周りの人に危害を
加えられたくなかったら
こちらに来る事ね
ベルモット"
そうメールには書かれてあった
ドクン…と心臓が鳴る
周りの人に危害を加える…
秀一さん…
それにベルモットは
哀ちゃんがまだ生きていると
知っているはず…
あと少年探偵団の子達や
有希子さんや優作さん…
私が姿を隠すことにより
関係の無い人達が巻き込まれちゃう
私は勢いよくベッドから飛び降りて
走って玄関まで行った
ここから離れないと…
皆んな殺されちゃう…
靴を履いて扉に手を掛けたその時
後ろから腕を掴まれて振り返る
赤「何処へ行くんだ」
『秀一さんっ…離して下さいっ』
赤「離さん、何処へ行くつもりだ」
『言えません…離して下さい!』
赤「外に出る理由を言え」
腕を掴む秀一さんの手に
力が込められる
『……もう、秀一さんの
側に居られませんっ!』
すると秀一さんの肩に体を担がれた
『離してっ!』
秀一さんの背中を必死に叩いた
入った事の無い部屋に連れて来られて
そこに入れられる
赤「こんな事はしたくなかったんだが
少しの間、監禁させてもらう」
そう言われて扉を
閉められ鍵を掛けられた
扉は中から開けられず
外から施錠されるように
作られていた
『秀一さん!開けて!開けてよ!』
秀一さんは扉を叩いても
開けてくれなかった
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