第30章 好き※

頭が真っ白になり
泣きながらもう無理って言っても
赤井さんはやめてくれなかった


『あ、あっ…んぁっぁあああーー！』


これで何度目なのか
わからないくらいイカされ続けた


やっと動きを
止めてくれたかと思うと
抱き起こされて
赤井さんの膝の上に跨るような
形で座らされた


勿論、繋がったまま


赤「バーボンには
ナカに出されたのか？」


『…出されてませんっ』


私はぐったりした身体を
赤井さんに預けた


赤「ホォー…」


満足気な声がしたかと思うと
腰を掴まれ下から突き上げられた


『ぁあっ、ああっ！ぁんっ
これ、やだ…おくあたるぅっ！』


赤「気持ち良いだろ？」


赤井さんの背中に
手を回しながら
気持ち良さに耐えた


またイッちゃう…
思わず赤井さんの
背中に爪を立ててしまう


『…ぁあっ、イッちゃうぅ！』


赤「葵…好きだ」


初めて聞かされるその言葉に
一瞬、時が止まったのかと思ったけれど
快楽の波に飲まれて
声を上げながら達してしまった


同時に赤井さんの
欲がナカに放たれて
ドクドクと脈打つその感覚に
ナカをきゅっと締め付けた


赤井さんの身体に凭れながら
肩で呼吸を整える


さっきの言葉が
耳に残って頭から離れない


小さくなった自分の腕を
背中に回して
赤井さんを抱き締めた


『…私も…赤井さんが好きです』


ぽろりと零したその言葉で
ハッとして顔に熱が灯る


いつの間にか赤井さんで
自分の中がこんなにも
埋め尽くされていたことを
改めて自覚した


恥ずかしくて
赤井さんの顔が見れない


そんな私の様子を見て
赤井さんは顎を掴んで
クイっと上を向かされる


そのまま
啄ばむようなキスをされた


唇が離れると
強く抱き締められた


赤「好きだ…好き…愛してる…」


耳元で囁かれる
甘い言葉に酔いしれた




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