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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第26章 コードネーム




【バーボンside】


キッチンで朝食のハムサンドを
作りながら今後の事を考えていると
寝室の扉が開く


目をこすりながら
少女が現れた


バ「おはようございます」


『おはようバーボン』


顔を洗ってくるねと
洗面台の方へ行く


その間、テーブルの上に
ハムサンドを並べた


しばらくすると
少女は昨日洗面台に
置きっぱなしだった
おもちゃの指輪を
大事そうに手にしながら
リビングに戻ってきた


『わぁー、美味しそう
これバーボンが作ったの?』


バ「えぇ、朝食にしましょうか」


飲み物は何が良いか聞くと
悩みながら紅茶がいいと
言ってきたので淹れてあげた


いただきますと
指輪をはめた小さな手を
合わせながら言う少女に
守ってやりたいと言う気持ちが
芽生え始めた


『ん〜美味しいっ』


頬に手を当てながら
美味しそうに食べる姿を見て
少し口元が緩んだ


ふと、携帯が鳴る


どうやら組織側の携帯だ


送り主はベルモットからで
内容は少女を連れて
アジトに来るように
と書かれていた


一体この少女を
組織はどうするつもりなんだ


















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【no side】


夜になりバーボンと葵は
バーボンの車でアジトに向かった


言われた部屋に入ると
そこにはジンとウォッカ
それからベルモットも居た


バ「…で、この少女を
どうするつもりですか?」


静かに問うバーボン


ジ「身元不明のガキか…
好都合じゃねぇか
このまま組織の犬に仕上げろ」


バ「それはどういう…」


ジ「わからねぇのか?
ハッキングぐらい覚えさせろ
射撃は俺が覚えさせてやるよ」


どうやらジンは葵を
組織の人間として育て上げるみたいだ


バーボンはそれを
受け入れるしかなかった


下手に動くと公安からきた
スパイだとバレかねないからだ




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