【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】
第24章 緋色の帰還
『赤井さん、私は待機組ですよね!』
勢いよく書斎の扉を開けて
赤井さんの元に駆け寄って聞いた
きっと私は
コナンくんの側で待機だ
一緒に来葉峠に行っても
邪魔なだけだ
赤「なんの話だ」
ですよねー
急に言われても
なんの話だってなりますよね
『バーボンに赤井さんのこと
バレかけてるんですよね』
赤「何故その事を知っている」
『そりゃあ、勿論……』
人気シリーズだから…
と、口を開きかけてハッとした
危ない危ない
つい、興奮してしまった
赤「勿論なんだ?」
『えーと、私の情報網
舐めないでください!』
赤「ホォー…」
赤井さんは私の体を
抱き上げて膝の上に乗せてきた
赤「ずっと見てきたが
誰かと連絡を取ってる事も無さそうだし
俺のパソコンを弄ってる事も
無さそうだ…どこで情報を入手している」
そう言いながら
私の顎を掴んで目線を逸らせなくなる
それが嫌でギュッと目を瞑った
赤「また、俺に隠し事か?」
ずるい言い方だ
赤井さんはそんな私を
からかうように唇にキスをした
『…ちょ、いきなり
何するんですかっ』
そのままぎゅうっと抱き締められる
赤「いつか教えてくれよ」
なんて耳元で囁かれた
私は短くなった腕を伸ばして
赤井さんを抱き締め返した
…て、甘い雰囲気
作ってる場合じゃない!
『それ、で…バーボンの事
コナンくんは
何て言ってるんですか?』
赤「あぁ、その事だが
明日にでも彼はここに来るだろうと
ボウヤが言っていた」
やっぱり来るんだ
それから工藤優作さんが
沖矢昴の姿に変装して
マカダミー賞には
有希子さんが
優作さんに変装して出る…と
赤井さんはジョディさんの
車の後部座席に隠れて
来葉峠に行く
やっぱり、私は
ここで待機だな
赤「優作さんと有希子さんも
明日帰ってくる
大掛かりな作戦になるが
葵は俺と一緒に
行動してもらう
何かあった時側に居ないと
守ってやれないからな」
『え…あ、はい』
そうきたか…
てことは皆んなで仲良く
カーチェイスする感じ?
こわっ
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