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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第22章 おもちゃの指輪※




哀「本当にごめんなさい」


『哀ちゃんは悪くないよ
もしかしたら明日にでも
元の姿に戻るかもしれないし』


哀「…でもっ」


『いいのよ、
私はこの通り元気だし
ただ体が小さくなっただけよ
だから自分の事責めないでね?』


私は阿笠邸に来て
哀ちゃんとお茶をしながら
話していた


APTX4869の改良型は
失敗作だったかもしれない


けど、私は私が選んで
決めた事だから
哀ちゃんは悪くないと思っている


でも責任感の強い哀ちゃんは
物凄く自分を責めた


『いいじゃない、
仲間が増えたと思ってよ?』


哀「でも…私が…」


『そんな顔しないのっ
これでコナンくん以外の人からの
データも取れるんだから、ね?』


哀「そうだけど…」


『だから、いつか必ず
解毒薬作ってね?
何かあったら手伝うから!』


そう言って
哀ちゃんの頭をぽんぽんと撫でた


哀「…わかったわ、
必ず完成させるから」


女同士の約束をして
阿笠邸を後にした


隣の工藤邸に帰ってくると
沖矢さんはキッチンで
夕食の準備をしていた


『ただいま戻りました
何か手伝いましょうか?』


沖「おかえりなさい
では、この煮込んでるシチューを
見ていてください」


そう言われて
おたまを渡されたけど
子供の姿ではお鍋に
届かないことに気付く


『沖矢さん、お鍋に届きません』


沖「おや…仕方ありませんね」


今度、踏み台を買っておきますね
と言われておたまを取り上げられた


キッチンに届かない私は
仕方なくテーブルに座って
料理が出来るのを待つ


子供の姿は不便だ…


ぼーっと沖矢さんの
エプロン姿を眺めていると
夕食が出来て食べ始めた


今日も美味しい
ご飯が食べれて私は幸せだ


いや、ご飯だけじゃなくて
こちらの世界に来てから
色々な事があったけど


私は沖矢さんもとい、
赤井さんと出会えて幸せだと
つくづく思った




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