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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第22章 おもちゃの指輪※




大学院生と
見た目小学生が
真昼間に学校にも行かず
のんびりショッピングするとか
怪しすぎるだろ…


何か設定作った方が
良さそうだな


うーん…


沖矢さんは27歳設定だっけ
私が推定7歳だから…


お父さん…?


20歳で産んだ子供…
あり得るっちゃあり得る…


丁度その時
用意が出来た沖矢さんが
姿を現した


よし、アレはお父さんだ


『…ぱ、パパー!抱っこー!』


勢いよく沖矢さんの方に
走って行って腕を大きく広げた


沖「葵さん、それは
どういったプレイですか?」


そう言いながら
ちゃんと抱き上げてくれた


『いや…家の中から設定を
作り上げようかと思いまして…』


沖「私は父役ですか」


『不満ですか?』


沖「不満ですね
せめて兄役くらいにして下さい」


20歳も年齢離れたお兄ちゃんとか
両親頑張り過ぎでしょうよ


あ、でも親戚のお兄ちゃんとかなら
あり得るのか…?


『…す、昴お兄ちゃん…』


沖「はい、よく出来ました」


そう言いながら
沖矢さんは軽く唇にキスをする


『ちょ、外ではやめて下さいよっ』


沖「はいはい」


言いながら、
沖矢さんは玄関の方へ移動した


その時大事な事に気がつく
靴がない。
服はこの間哀ちゃん借りた服を
着させて貰っているけど


沖「このまま先に靴を
買いに行きましょうか」


そう言えば
買い物って何を買いに
行くつもりなんだろう


『おき…じゃなくて
昴お兄ちゃん、買い物って
何を買いに行くつもりなの…?』


沖「小さい貴女の生活用品ですよ
お箸も長過ぎて食べづらそうでしたし
その体いつ戻るのか
分からなくなってきましたからね」


たしかに…
いつ戻るか分からないし
お箸も持ちづらい…


でも、また揃えてもらうのは
申し訳なさすぎる


沖「葵さんが
何を考えているのか
大体想像付きますが…
お礼はキスという話しを
忘れてはいませんか?」


『あ、いや、それは…』


沖「覚えているようですね
このお礼は帰って来たら
してもらいますね」


ニコニコする沖矢さん


玄関を出て
車の助手席に乗せてくれる
運転席に沖矢さんが座って
車が発進した



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