第12章 ◎代用品-雅紀-side
みんな完全に酔っぱらっちゃって、
俺はそんな気分になれなくて少しだけだけど
香織ちゃんもなんだかフラフラ
「ハァ……何て言うか人生上手く……ヒック
何て言うか人生上手くいきませんよねぇ」
なんて急に隣で酔っぱらっちゃった
香織ちゃんがそう呟いた。
なんだろう。
その顔がなんだか色っぽくて、
ついドキッとしたっけかな?
「どうしたの?なんか悩みでもあるの?」
「んふふ……それは相葉さんだって……ヒック
今日はなんだか元気ないですよ?」
「俺はね……まぁ、うん」
なんて言ったら香織ちゃんは、
'じゃあ!'って言って俺の腕を掴んだ。
「か、香織、香織ちゃん???!!」
「付き合ってくれません??」
「つ、付き合うっ???!」
相葉雅紀、パルプンテ状態です。