第12章 ◎代用品-雅紀-side
なんていろいろ話してると、
ある人物が俺たちの部屋に来た。
「おつかれです、みなさん!」
そう言って顔を出してきたのは、
女優で一度共演したことがある香織ちゃん
「おつかれ、なに?飲んでたの?」
ニノも何度か共演があって、
気軽にそう話しかけていた。
「そうなんですよ。
そしたらここの店長さんに聞いて、
ま、挨拶しに来ただけなんで」
なんて言って帰ろうとした香織ちゃんに
予想外にもリーダーが声をかけた。
あ、リーダー酔っぱらってんだ。(笑)
「いいべいいべ!飲むべ!
女の子いた方がさ!盛り上がんじゃん?んふふ」
「やめなさいよ、もう~
なんか俺らオッサンじゃん完全にそれ」
なんて言う話から香織ちゃんも結局、
俺たちと飲むことになった。