第5章 ◎昔みたいに
「ていうかさ?は、
今の彼氏さんとはどこでいつ出会ったの?」
時間てきなやつを待ってる間、
雅紀がそんなことを聞いてきた。
「2年前、くらいかな……病院で……
彼、お医者さんなの。私が盲腸で入院して、
その時の執刀医だったんだよね」
「え?盲腸……だったの?」
「え、う、うん。
雅紀とは2年前くらいから会ってないもんね」
雅紀はそれを聞くと溜め息をついて、
テーブルにおでこをガンってぶつけた。
「ど、どうしたの?」
「あ"ーもうだってさ!
俺お見舞いとか行けなかったし!
幼なじみとして失格でしょ、これ!」
「え?あ、そういうこと、ね?」
び、びっくりした。
もしかしたら嫉妬?……とか思ったりしちゃった
「あ、もういいかな……ん、飲もっか」
「え、あ、うん」