第3章 ◎ついていけない-雅紀-side
収録が終わって楽屋で収録中の話が出た。
ニノのパンツがまだ俺の実家にあるっていうね?
「なんか気持ち悪いから返してあげようか?」
「いらねぇわ、捨てろや!」
「はははっ!相葉さん、ほんとおもしれぇ」
俺とニノのいつもの会話に翔ちゃんが、
爆笑してくれてる。
「てか、相葉さん最近は実家戻ってんの?」
台本を読みながら松潤がそう俺に聞く
そしたらまたが俺の脳内に映る。
なんか…………綺麗になってたな。なんつって
「相葉さん?」
「え?!あ、帰ってるよ?!!昨日とかも……」
松潤の呼び掛けに思わず動揺して、
いつも変って言われる声がもっと変になった。
「あー、幼なじみとそれで会ったんすね?」
「……そ、そう」
ニノがゲームをしながら器用に
こっちの会話にもちゃんと加わってる。
本当……こいつ記憶力いいもんなぁ!
「え?相葉ちゃん、幼なじみとかいんの?」
なんて眠そうに携帯をいじりながら、
リーダーが俺に聞く
そんな意外だったのかな?