• テキストサイズ

未完成なワルツ

第18章 ◎噂にはご用心




雅紀の家に入るのはまだ数回
でも二宮さんは何百回も来てるかのように、
お茶の準備をしだした。

なんか……奥さんみたい。(笑)



「あの人の奥さんとかイヤですよ」

「え?!!!」



う、そ……読まれてる。てるよ。




「ふふ……でもあなたはなりたいのかな?」

「え……いや、その……まだそこまでは…」

「そう?あの人は考えてんじゃないの?」





雅紀が?って聞こうとしたら、
二宮さんがリビングにお茶を持ってきた。





「のドレス姿とか……やべぇって
なんかずっと言ってましたけど?ふふ」

「そ、そんな、ことを///」

「んふふ……でも別におかしくないでしょ?
二人とも結構なお年なんですしね」






確かに、二人とも31……だもんね。
なんだか雅紀といると幼いままみたいで…
年なんて忘れてしまってた。







「んーで?なによ、悩みとやらは」




お茶を飲みながら私を見るその目に、
少しドキッとしてしまった。
/ 137ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp