第12章 好き?きらい?好き
練習試合後
帰り支度をしている中
ほかの部員は帰宅し、セナと2人になった時
セナに伝えてない事を思い出し
『あ!ごめんねセナ!今日私、妖一さんの家に行ってご飯作らないといけないから!!!先に帰ってて!』
「え!!!!?」
『お母さんには言ってあるから!セナも!暗くなる前に帰るんだよ?』
「え?ちょっと待って?姉ちゃんって…その」
『ん?』
「姉ちゃんって蛭魔さんと…付き合ってるの?」
『は???』
「いや、今日みんなと実は話してて!付き合ってるのかなーって!」
『付き合ってないよ?』
「だよね?(ほっ)」
『(私と妖一さんが?ないない!ない!)なんでそんな話になったの?』
「今日の試合で…その、蛭魔さんの手にキスしてたでしょ?後、蛭魔さん姉ちゃんに抱きついてたし……」
『あのキスはおまじないなの!アメリカに居た時スポーツ選手にガールフレンドがよくやってたから!』
「……姉ちゃんガールフレンドじゃないよね?」
『あ……///////と、とにかく!おまじないなの!』
「(姉ちゃん…気づいてないのかな?)例えば…蛭魔さんに彼女とかいたら…姉ちゃんどう思う?」
『妖一さんに?』
「うん」
『(妖一さんに彼女…嫌、居てもおかしくないよね?だって普通にカッコイイし…悪魔だけど!!!アメフトしてる姿とか凄くカッコいいし!……もしかして…姉崎さんが彼女とか?だから宣戦布告みたいな感じを受けたのかな?(ズキッ)だったら私結構なことしてる?…(ズキッ)妖一さんに彼女…)』
「姉ちゃん?」
『!!!えっと…』
「もし居たら…だよ?」
『えっと………あれ?』
「!!!ね、姉ちゃん!何も泣かなくても!ごめんね!変な事言ったから!」
『ちが、あれ?』
「姉ちゃん…もしかして、蛭魔さんの事…すき…とか」
『好き?私が?妖一さんを?』
「僕の言ったこと聞いてどう思った?」
『…ズキズキした』
「ゆっくり気持ちと向き合ってみるのも僕はいいと思うよ!(少し寂しいけど)」
『私が…妖一さんを…好き?』
「(こう言う事には凄く鈍感だもんね…良くアメリカ男児に食べられなかったよね…うん……)」