第3章 LOSER【R18】
勢い良くバスルームのドアを開けると、そこでは予想した通りにバニーが『有希さん』に突っ込んでいる。
バスタブの縁に上半身を預けて、床のタイルに膝を着いた『有希さん』を、バニーが後ろからガンガン突き上げてるんだ。
その激しさは『有希さん』が壊れちまうんじゃねーかって思う程だ。
しかも『有希さん』が苦悶の表情で声を上げる度………
バニーは『有希さん』の後頭部を押して、その顔を湯船に沈める。
「止めろよ……バニー。
そのコ……死んじまう。」
俺が震える声でそう咎めても、バニーは知らんぷり。
愉悦に狂ったような目をして、その行為を止める気配は全く無い。
「止めろって!」
そう声を荒げた所で、漸くバニーの視線が俺に向けられた。
「………分かりませんか?」
「……何…が……」
「分かるでしょう……
今の貴方なら。
ねえ、虎徹さん?」
ああ……ついさっき経験したよな、俺。
『あの彼女』も俺に抱かれる姿を旦那に見られて、
旦那に罵倒されながら苦しめられて……
絶頂に飛んでた。