第3章 LOSER【R18】
バニーのイチモツを咥えようとすれば、当然口の中にお湯が流れ込んで来る。
それでもソレを口に含みたいという欲求に抗えず、溺れたような水泡を吐き出しながらバニーの股間に辿り着いた。
『ヴヴ……』
当然呼吸の出来ない俺は、バニーのを咥えた所で碌にしゃぶる事も出来ねー。
肺に溜まっていた空気はあっという間に吐き出され、直ぐに顔を上げてしまう。
唾液と鼻水に塗れてグシャグシャになってる俺の顔を、バニーは怖いくらいに艶やかな笑みを浮かべてじっと見ていた。
どーしてなんだろう?
こんなに苦しいのに、こんなに情けなくてみっともないのに……
俺は自分から何度も何度もお湯に潜っては、バニーに食らい付いた。
それでも流石に限界はやって来る。
「…ハッ…ハァッ……
ごめ……ばにッ……
俺……も…無理………」
何で俺が謝ってンのか分からねえ。
どうしてだか、バニーに嫌われるかもって不安だったんだ。
でもバニーは柔らかく微笑んで
「良く頑張りましたね、虎徹さん。」
と、ずぶ濡れでグシャグシャになっちまってる俺にキスしてくれた。
「可愛い虎徹さん。
ねえ……今夜はもっと貴方を愛してもいい?」
「……バニー。」
「僕がもっといっぱい……
可愛がってあげますよ。」
そんな甘い声で、そんな甘いセリフを囁かれたら……抗えるワケねえ。
自分でも自分自身がバカじゃねーのかって思ったよ……
なのに俺は、初めてを大好きな王子様に捧げる女の子みてーに、モジモジとはにかみながらコクンと頷いた。