第3章 LOSER【R18】
「答えは……聞くまでもないようですね。」
そしてバニーに身体ごと引き寄せられて、またキス。
バニーの舌に散々煽られて、薄らと涙が滲んでしまう。
もっともっと…と、俺の方から求め始めた時……
バニーはフイッと顔を反らした。
「ばに……ど…して……」
みっともない程に縋る俺を見て、バニーの表情が愉悦に歪む。
「咥えて下さいよ……虎徹さん。」
「え……?」
「咥えたいんでしょう?
僕のペニス。」
「いい……のか?」
「ええ、勿論。」
浸かってるお湯は温めだけど、俺は完全に逆上せちまってる。
ああ、湯船に入ってるからってだけが理由じゃねーのは百も承知だ。
俺が逆上せてるのは……バニーに対してなんだ。
だけどバニーは全く動かなくって、俺は焦れた視線でバニーを見つめた。
「……ばに?」
「………出来るでしょう?」
その声と表情に、鼓動が爆ぜる。
「だ…って……」
「さあ、早く咥えて。」
「あ…あ………」
俺はまるで催眠術にでも掛かっちまったみたいに上体を屈めて………
お湯の中に頭を沈めた。