• テキストサイズ

【DNH企画】soaking wet【T&B】

第2章 愛はどこに【R18】


「へぇ~……ま、そろそろ頭、洗うかっ!のぼせちまう!」

「うん!」


……身体にキズ……帝王切開とか……手術……とか、か?

ま、あんま余計なことは、聞かないでおこう。


それでもやっぱ、小さい子供と風呂なんか入ると……昔を思い出して楽しいんだ、これが!

俺達は、その後はワイワイと楽しく風呂に入った。

風呂から上がると、真新しい下着とスウェットの上下が用意されていた。


「いや、すんませんね、ほんと!」

「下着は買い置きがあったので……少し大きいかも知れませんが……」

「大丈夫です!ありがとうございます!」

「あの……服も全部……棄てて頂いて構わないので……」

「いやっ!そんな、また返しに来ますよ」

「ホントっ!?コテツっ!?また会えるのか!?」

「タイガーだっつーの……ま、いっか」

「ケンタ……お願い……せめて、“さん”くらい付けて……」


「…………」


「あれ?おいっ!?」



ケンタが目を閉じて……ぐったり……


ん?イヤ……


「ね、寝てますね……すいませんっ!!!昼寝なんて、ずっとしてなかったのに……」

「いや、疲れたんっすかね?ははっ」

「たぶん……凄く嬉しかったんだと思います。夫が出て行ってから……ずっと寂しそうだったので……
久しぶりにあんなに楽しそうな顔……」

あ、しまった涙ぐんで……

「えっ……あ、いや!すんません!俺……なんか……」

「ふふ……私も……なんだか、ウキウキしてるみたい……」

「え?そっすか?なんか俺、思い出させちゃって、泣かせちゃったかな……って……」

「やだ、ごめんなさい……そんなこと……
でも、ヒーローの貴方に……少しだけ……

甘えてもいいですか…………」


「えっ……?」


俺の胸の中に……頭を少し預けてきた。


「あの~奥さん……?」


「……知佳です……」

「知佳さん……」

俺は胸に預けられた頭に手を伸ばそうとした……


けど


/ 41ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp