イケメン戦国~天下人の妹になる気はないか~ 番外編
第3章 無人島パロ
?「はぁぁぁぁああああ!!」
という声が聞こえてきた。
「「ん?」」
二人がその声のしたほうを見てみると…
信「かーめーはーめ…波ぁぁぁぁ!」
信長がかめはめ波の真似をしていたのだ。
信「何かが違う…何であろうな…そうか、かぁぁぁぁめぇぇぇぇはぁぁぁぁめぇぇぇぇ……!?」
信長が何者かの気配に気付き、チラッと後ろを見てみると、そこには幸村と政宗が信長を凝視しながら立っていたのだった。
そして手で顔を覆い隠す信長を含めて、森を歩く三人。
「「「………」」」
政「…俺達何も見てないですから」
信「すまん…完全に一人だと思っておったのだ…全力で練習できると思ったのだ…」
信長が消えそうな声でそう言った時…
?「唇で~吐息を~分けたら~迷わず生き抜ける~♪」
と、誰かの歌声が聞こえてきた。
三人が歌声のほうを見ると…
秀「た~だ~溶け合うほど~繋がっている~んだ~♪」
自身のキャラソン(Love Letters)を熱唱する秀吉が。しかも、その辺に落ちていたであろう木の枝をマイクがわりにして。良く見れば、何故か小指が立っている。そして、地味に音が違う。
秀「貴方には文をだ~さ………っ!?」
複数の視線を感じた秀吉が振り向くと、此方を凝視する三人と目があったのだった。
そしてまた歩き出す四人。
因みに秀吉は先程の信長と同じように手で顔を隠している。
「「「「…………」」」」
政「そう言えばお前、キャラソン出してたもんな…」
秀「…雪月に『ひでさんの歌ききたい』ってせがまれてたんだ…もう死にたい」
項垂れる秀吉。