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【BRM】太陽と鼠【裏】

第4章 秘


「なんだ」
イライラしたように言われるのに、どこか優しい口調。
しなやかな長い指がそこをノックすると、どきどきする。
「ひぅっ!!」
あっさりと私の奥にたどり着き、痛みの混じる不思議な感覚に変な声が出た。
「や、まっ…っ!」
「狭…」
角度を変えられ、指がどんどん私のナカを往復する。
「あ…ぁ…っ」
私の弱い一点を押さえられ、今までにないくらい甲高い声が漏れた。
要さんが、にやりと嬉しそうに笑う。
私の身体に股がり、耳元に口を寄せ、囁く。
「指でイイのか?
こんなにヒクヒク締め付けやがって」
「あっ、や、あ、あっ…」
恥ずかしさで、頭がくらくらする。
まともに顔が見られない。
「もっといいモンくれてやるよ…」
その声に、背中が、ぞくっとする。
背中は冷たくなるのに、お腹の奥がどんどんと熱くなる。
どんどん滴る物が流れるソコに、熱いモノが触れる。
怖くて、きゅっと要さんに捕まった。
ぐちゃ、と音をさせて、あっさりと侵入してくる。
独特の圧迫感に、息が詰まった。
「…っ、はっ…」
「力、抜け、狭過ぎ…」
「あ、は、はぃ…っ」
でも、どうしたらいいかわからなくて、息を荒くしながら徐々に挿入ってくるソレを受け入れる。
「くっ…」
痺れを切らした要さんが、またキスをしてくる。
今度は、口内を堪能するような、深いキス。
舌を絡め、上顎をざらりと舐められ、柔らかく舌を噛まれ、歯列をゆっくりとなぞられる。
ぞくっとまた変なものが身体を流れる。
そっちに集中したせいか、一気に奥まで突き立てられた。
「ひ、あっ…!!!」
目がチカチカする。
身体が一瞬浮いたような感覚と共に、身体が熱いくらいに脈を打った。

憧れているヒトと出来るのが、こんなに幸せなら、もっと早くに知りたかった。
密着する肌とか、息遣いとか、たまに気遣って撫でてくれる大きな掌とか。
胸がキュンとして、私だけでも好きが溢れてしまいそう。
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