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【BRM】太陽と鼠【裏】
第1章 雨
雨の強い日だった。
もう私の居場所なんてなくて、ぼーっと人が流れていくのを眺めていた。
一際背の高い綺麗な人が私を見下ろす。
私はその人に釘付けになった。
細身で綺麗な、男の人。
「行く宛ねえんならウチに来ねえか?」
なんで私にそこまで構ったか、わからない。
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