第3章 【R18/現パロ】お願い、捨てないで
さゆりは口を窄めてモノを吸いながら、手で扱く。
こんなことされたことは無いし教えてもいない。
どこでこんなこと覚えた。
……分かったぞ、男か?俺以外の男に教わったのか。
ミケはさゆりの身体を押して離した。
チュバッと音がして、さゆりの口元に粘性のある液体が垂れる。
「もういい、挿れるぞ」
「ま、待って、まだ濡れて」
さゆりは濡れにくい体質だ。分かってる。
セックスの時は必ずクンニをしてやる。それを恥ずかしいと嫌がるが仕方ない。ローションは濡れすぎてベッドが汚れると言われた。
ミケは確かめる為に指で秘部に触れる。
グチュ、と指に液体が絡みついた。
「……は、凄い濡れようだな。まるで一度誰かと交えてきたようだ」
「や、あ……嘘……嘘っ……」
液体を絡めた指で、音を立てながらクリトリスを撫でる。
さゆりの腰が揺れる。
「あ、ミケ、やだ……違うの……っ」
「何が違うのかは知らないが濡れているのは事実だ」
ミケは指をクリトリスにやったまま、モノを膣口にあてがい、一気に挿入した。
「ひあぁぁんっ」
逃げるさゆりの両手を捕まえ、持ったまま腰を揺らせば、今まで聞いたことの無いさゆりの声が聞こえた。
快感に酔いしれる女の声だ。
最高に厭らしい。綺麗だ。さゆりは昔から中身も外見も可愛い女で、しかし綺麗だとは正直思ったことは無かった。
いつまでも、ウブで可愛らしい、何も知らないあの頃のままのさゆりだと思っていた。
今、自分の下で涙を流して喘いでいるのは女のさゆりだ。
幼馴染みで可愛い彼女のさゆり、ではない。