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【進撃の巨人】もう戻らないなら、せめて
第1章 もう戻らないなら、せめて
リヴァイには、密かに想いを寄せる相手がいた。
彼女は同じく調査兵団の兵士であり、
任務などで同じ班になることが多かった。
自然、話す機会も多かった。
笑った時に少しだけ覗く八重歯が可愛いと、
話すたび思っていた。
だが、だからといって距離を縮めたいとか、
そんなことは望んでいなかった。
ただ彼女の笑顔を見つめていられれば、
それだけで良かったのだ。
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