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最愛 【黒子のバスケ】

第14章 黒須みさき16歳


「まさか、みさきと火神が幼馴染だったとは驚いたのだよ」

あたしの帰国が決まった後の練習試合で、大我が真太郎に幼馴染が帰国して秀徳に入るってを話して、名前を聞いた真太郎はすぐにあたしだと分かったみたいだった。


真太郎のクラスから転校生が出て枠が空いたから真太郎のクラスにあたしが入ることは最初から決まってた。


「黒須ちゃん火神の幼馴染なんだ。世間せっま」


放課後に部活に行く二人と教室を出てあたしは図書館で勉強をして大我の部活の時間に合わせて電車で帰る。




____

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行きは一緒に電車に乗って帰りは大我の時間に合わせて電車の5両目で待ち合わせるって決めてあったからちゃんと5両目に乗ってると周りより頭一つ抜き出た大我が乗ってきた。


(見えたー)

(どこ?)


東京の電車は物凄く混んでいて、学校までいつもママに送り迎えしてもらってたあたしにはとても快適な空間とは言えなかった。


(右側の真ん中らへん)


次の駅で人が降りる波に合わせて大我があたしの方まで来てくれて合流する。


『おかえり』

『初日どうだった?』


『真太郎がね…おしゃぶりくれた』

『あいつの占い好きはやべぇだろ?』


ママが4月に赴任してくればまた送り迎えの生活に戻れるけど、それまでは電車で大我と一緒に通う。

日本の高校に転校が決まった時、桐皇学園か秀徳にしか枠がなくて大我と同じところに行かれなかったから大我の高校の沿線にある秀徳にした。


秀徳の方が遠いから電車に乗る時間はあたしの方が長いけど1駅だけだから全然我慢できた。


マンションは大我と同じところだから駅から家までは一緒に帰れるし慣れれば通学も一人でも大丈夫そうだった。



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