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最愛 【黒子のバスケ】

第13章 未来を掴む


side 青峰


大して飲んでねぇのに顔がすげぇ赤いから酔ってんのかと思って心配したけど、火神に昔の失敗をバラされたせいかいつものみさきに戻って火神に怒ってるけど全然怖くねぇ

むしろ…可愛い


スマホから動画を探して再生させたのを俺が受け取るとめちゃくちゃ楽しそうに小麦粉をまき散らすみさきが写ってる


『大我みてみてー‼雪だよーー!ほらっっ‼』

『お前やめろって‼』

『ヤダー‼大我も一緒に雪遊びしよ』

笑いながら動画を撮ってるくせしてやめろとか全然説得力ねぇし

みさきは酔ってると実家でも英語なんだな

小麦粉ぶちまけて手も服も真っ白で顔にもついててすげぇ笑える
可愛すぎ。





『ちょっとみさき!!‼何してるの!?』


大喜びで小麦粉まき散らすみさきにどっかから来たみさきの母親の声が聞こえて、明らかに怒ってんのにニコニコして『ママ!雪‼』とか言ってる


動画はそこで終わってた


「やべー…」


「やべぇだろ。この後俺も片づけ手伝わされたけどみさきは寝た。で、次の日おばさんにガチで怒られたらしくうちに謝り来た」

やべー…面白すぎる



「大我だってお酒飲んだ時パトカーと競争するとか言ってバカみたいに追いかけてたじゃん‼」

「おまっ!バラすなよ!馬鹿だと思われんだろ!?」

「だって本当にバカじゃん」


いや…お前らどっちもどっちだ…
マジで仲いいなこいつら。


「で、火神はパトカーに勝てたのかよ」

「まさか、ぼろ負けだよ。しかもその後辰也に怒られてたの」


だよな…車に勝てたらびっくりだ。


普段飲んでても全然酔わねぇみさきがどんだけ飲んだのかわかんねぇけど、酔わせんのは危険だ。

「あいつ酔わねぇのかと思ってたわ」

みさきがトイレに立ったのを見て火神に今まで飯食った時やNYで飲んだ時の話をしたらちょっと笑って教えてくれた。


「男と二人で酒飲むなんてお前じゃなきゃしねぇよ。あいつは今まで俺といるとき以外男の前では絶対ぇ飲まなかった。NY初日に飲んだのは驚きだな」


あの時欲に任せてバカなことをしなくてマジでよかった

初めて大事にしてぇって思った女でこれから先ずっと大事にしてぇ唯一の女


家中小麦粉だらけにされてもいい。
俺の前では好きなように酔っぱらえばいい

みさきを酔わせて適当に抱くなんて俺には絶対ぇできねぇ
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