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最愛 【黒子のバスケ】

第13章 未来を掴む


豪華な夕食に舌鼓を打ってお酒もちょっとだけ飲んですごく楽しい。


さつきと美緒以外とこんな風に旅行するのは初めてだけど、みんなに会えて赤司さんとありささんにはお礼ができた

結局佐伯さんが栄転になって何もなかったから、ただあたしが大騒ぎをしちゃっただけだったのに、困ったことがあればいつでも相談に乗るよってにこやかに言ってくれた





「てつくーん♡♡お隣行っていい??」

あ…始まった
さつきの酔って黒子くんにまとわりつくやつ

「いいですよ。青峰君さつきと場所代わって下さい」

「あーはいはい」

え…青峰君隣に来るの?!


お食事を食べてる時はご飯の量が違うからって男女向かい合ってそれぞれ1列だった。

もうみんな食べ終わってちょこちょこお酒を飲んでるだけだから移動しても全然いいんだけどね…

いいんだけど…

浴衣なんて非日常だし、青峰君かっこよすぎだし色っぽすぎだしさっき帯結んだ時いい匂いすぎだったし

ど、ど、どうしよ…



「ったく。さつきは…どうしょうもねぇな」


どうしていいか分からずに一人で勝手に焦ってると呆れながら笑ってる青峰君があっという間に隣に座った


どうしょうもないのはあたしです
彼氏でもない人の浴衣見て勝手にドキドキしてごめんなさい…


「美緒もこっちおいで」


今度は黄瀬君が呼ぶの!?
ねぇ…ほんと勘弁してください

あたしだけこっち側に取り残さないで!


行かないよね?って視線を美緒に向けたのに華麗なスルー

「涼太、また酔ってるの?しょーがないなー」


いつもなら適当にあしらってるくせに‼
あたしが青峰君を好きだって知っててわざとやってる!

だって美緒の顔が意地悪するときの顔になってチラっとあたしを見たもん
絶対わざと‼

さつきはただの酔っ払いだけど…


大我を呼ぼうとしたら真太郎と玲子先生と飲んでるし、すみれさんとありささんは赤司さんと紫原さんと4人で飲んで盛り上がってるし…


「お前、顔すっげぇ赤いけど大丈夫か?」


覗き込まないで‼
ダメ…心臓止まっちゃう…


「だ、だ、大丈夫…です?」

「俺に聞くなよ」


大丈夫な訳ないっ‼
優しく笑いかけられるとドキドキしすぎて困るの


けど青峰君がTシャツ着ててくれて本当に良かった
胸板なんて見えたらあたしまた鼻血出す
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