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最愛 【黒子のバスケ】

第13章 未来を掴む


部屋に戻って荷解きをしてから、みんなにお土産を渡せるように用意をしているとお昼の用意ができたって仲居さんが呼びに来てくれた。

同じ部屋にいたさつきと美緒と玲子先生には先にお土産を渡すと、すごく喜んでくれて今日の温泉でみんなで使おうって話になった。


「ありささんは赤司さんのとこって言ってたんですけど、すみれさんどこ行っちゃったんですかね?」

「あ、なんかね、紫原君と一緒にお菓子買いにコンビニ行くってさっき行ったけどもうすぐ戻ると思うよ」

「紫原さんって、本当にずっとお菓子食べてるんだね。涼太が大げさに言ってるのかと思ってた」

「むっくんお菓子ないと機嫌悪くなるんだよ。でっかい子供で超末っ子タイプなの」


みんなで紫原さんのお菓子の量がすごいって話をしながら広間に入ると、すみれさんがありささんと仲良く話しながら座ってて、紫原さんはまたお菓子を食べてた。


「すみれちゃんがあたしの高校の後輩だったの‼」

「びっくりしました」

ありささんが嬉しそうに話して、すみれさんもニコニコしててなんかみんなで仲良くなれそうな気がした。


全員で揃って美味しすぎる和食の昼食を食べて、お風呂に入りたいチームとお散歩行きたいチームに分かれた。


玲子先生とありささんとすみれさんはお散歩で、あたしとさつきと美緒が温泉。

もうふやけるくらい入る。

ルンルンでお風呂に行こうと広間を出ようとしたら大我に引き留められた


「お前温泉って入ったことあんの?」

「ない!こういうでっかいお風呂初」

「水着いらねぇって知ってた?」

「えっ?!うそっ。タオル巻けばいいの?」

「タオルはお湯に入れちゃいけねぇらしいぜ」

え、でもアレックスからもらった写真タオル巻いてたような…

「じゃあどうするの?」

あたしたちの話を横で笑いながら聞いてたさつきと美緒が、普通にお家のお風呂と同じように全部脱いで入るんだよって教えてくれた。

「大我なんで知ってるの?」

「高校んとき1回だけ行ったんだよ。先輩たちが覗きしようとしたり黒子が逆上せたりで散々だった。お前逆上せるほど入んなよ」


「あー…あん時か。お前海パン履いてたって聞いたぜ。バカだろ」

「うっせーよ‼アメリカはスパしかねぇし、海パンで入んのが普通なんだからしょーがねぇだろ」



「二人ともー早く行くっスよー‼」
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