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最愛 【黒子のバスケ】

第13章 未来を掴む


旅館に到着して、仲居さんがあたしの荷物を降ろしてから、今日みんなで泊まるフロアまで案内しながら温泉やスパの案内をしてくれた。


新築の旅館で低層階だから最上階でも3階で部屋数は少なめ

全室スイートルームというすごく贅沢な造りになっていて、屋上では星を見れるようにカバナやソファが置かれていて、この時期は入れないけど夏になればプールにも入れるようになってる。


「豪華すぎて…何も言えない」

「夜カバナでお酒とか飲んだら気持ちよさそうだね」

「ここオープンしたら絶対予約取れなさそうだから今回来させてもらえてちょー嬉しい」


「「「赤司くん(さん)ありがとうございます」」」

「オープン後半年は既に予約がいっぱいでね。皆を招待するならこのタイミングしかなかったんだ」

「本当はオープン後初めてのお客様にみなさんをって言ってたんだけど、それだと征十郎さんがみなさんとゆっくりできないって言って…皆さんに会えるのをすごく楽しみにしてらしたのよね」

赤司さんとずっと腕を組んで赤司さんを見つめながら、すごく上品にほほ笑むありささんに赤司さんも優しい視線を返す

「赤司、ありがとうなのだよ。玲子も久しぶりにゆっくりできそうだ」

「真太郎楽しんでね。せっかくみんなで集まれたんだもん。赤司さんありがとうございます」

「礼などいらないよ。俺が皆を呼びたかったんだ」


「赤ちーん。お腹空いたー。お昼まだぁ?」

えぇーー‼‼車であれだけ食べたのに!?
しかもすみれさんは紫原さんのお腹を撫でて「全然お腹いっぱいにならないねー」とか言ってるし…

結局紫原さんは渡したお菓子をここに到着するまでに全部食べてしまった。
まだあるけどそれは後で渡そ。

「赤司っちありがとうッス!美緒夜一緒に屋上でお酒飲も」

「え、あたし夜はみさきとさつきとお酒飲むよ」

美緒…黄瀬君捨て犬みたいな顔になっちゃってるじゃん


「夜星見に来るか?」

「深夜に来ようかな。多分時差ぼけで眠れないし」

「なら連絡しろ」

あたしの横で他の人に聞こえないくらい小さい声で話しかけられると秘密を作ってるみたいですごくドキドキする。
なんで青峰君はこんなに色気ダダ漏れなんだろ…

「眠かったら無理しないで」

「しねぇから、ちゃんと連絡しろよ」

「うん」
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