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最愛 【黒子のバスケ】

第13章 未来を掴む


次の日の午前中

あたしも日本に帰国する。

予定通りチェックアウトをして最後にミラノの街をぐるっと回ってもらって空港に入った


楽しかった。
自分のやるべき仕事ができて最高の気分だった。
プレメイク初日の彼女を引き留めることができなかったことは残念だったけど、人に言われて逃げ出してしまうならいずれ同じ結果になっていた


帰国してすぐ友達に会えることが嬉しくて、いつもならぎりぎりまでラウンジで過ごすけど今回は搭乗できる時間を待ち構えてすぐに機内に乗り込んだ



離陸のアナウンスで機体が空に向かって上昇するのを感じながらシートに体を預けけた


上昇をやめた機体が安定してシートベルト着用サインが消えるのを見計らってシートを倒してブランケットに包まるとあっという間に眠りに落ちていった。




結局あたしは10時間寝続けて起きる頃には機内食の時間はとっくに終わっていて2食ともすっかり食べそこねてしまった。


そしてスマホを開くとグループに大量のメッセージが入ってる

(飛行機乗れた?)

(予定通りで大丈夫?)

(乗り損ねた?)

(寝坊?)

(みーさーきー‼‼)



やっば…
完全に寝てた。

画面をスクロールさせて1件ずつ全部確認すると大我だけがあたしの行動を言い当ててた。

(どうせ機内Wi-Fi使えるようになる前に寝てそのまま寝っこけてんだから時間通り行きゃ合流できる)


全部読み終わって申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらもメッセージを入れた。


(おはようございます。すみません爆睡してました。でも飛行機乗れてるので予定通りでお願いします)



寝すぎて少しむくんだ顔をマッサージして元の顔に戻してゆっくりメイクをして髪に軽くブラシを通して整えたけど、寝過ぎたせいでくせっ毛になってる…


機内ではコテもアイロンも使えないしこのままで行くしかないか…


シートベルト着用サインが点いて機体が着陸態勢に入っていよいよみんなのいる日本への着陸。

初めての大人数での旅行と、初めての温泉がすっごく楽しみ。


そしてそれがずっと行きたかった軽井沢で青峰君も一緒に行かれるってことがすっごく嬉しかった


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