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最愛 【黒子のバスケ】

第13章 未来を掴む


side火神

赤司から旅行の細かい日程を打ち合わせるからってことで集合がかけられてみさきと黄瀬以外の全員が集まった。

みさきはミラノだし黄瀬はその旅行に行く為に休みをもぎ取ったせいで雑誌の取材が前倒しになったらしい。


「黒須さんだが、空港から直接ピックアップするって事でいいんだね?」

「あぁ。9時には合流できるはず」

帰国の便の時間を考えればどんなに遅くても9時には合流できる。


「みさきは脚の調子がよくないから紫原の車の真ん中のシートに乗せてやって欲しいのだよ」

詳しいことは話さないまでも緑間がみさきを気遣って広いワンボックスの紫原の車の真ん中の一番ゆったり乗れるシートを提案してくれた。

「ん~OK。じゃあすみれが助手席ね~」

紫原のめちゃくちゃデカい手が隣に座る女の頭をゆるゆると撫でる。

「ちょっとー頭ぐっちゃになっちゃうじゃーん」

なんか彼女もちょっと緩い……

「俺と玲子も紫原の車に乗せてもらいたいのだよ」

「いーよー。峰ちんはどうせこっち乗るっしょ?」

「そうに決まってんだろうが」

いや、決まってねぇし。今それ決めてんだからまだ決まってねぇし‼
もう青峰は隠す気なんてさらさらねぇな。


「じゃあうちで一台用意する車に、俺とありさ、黄瀬と進藤さん、黒子と桃井、あと火神だな」

本当は赤司家が送迎をって言ってくれたけどそれでも1台にはまとまれないから自分たちで行こうってことになった。


「俺たちしかいないから館内は自由に行動してもらって構わない。部屋割は決めたところでどうせどこかに集まっていることになるだろうから決めないが、それでいいか?」

「そうだな。部屋割などあってないようなものだろうな」


「なら俺みさきと寝るわ」

「大ちゃん何言ってんの?!みさきはあたしたちといるに決まってんでしょ!?」

「青峰…お前馬鹿だろ!?みさきがそんなこといいって言う訳ねぇだろ?」

「湯たんぽだっつって引きずり込んでやる」



「青峰…軽井沢といえど5月に湯たんぽは必要ない」

さすがの赤司も呆れてる

「峰ちんあほすぎ~」

「青峰…貴様、みさきに馬鹿な真似をしたら即去勢してやるのだよ」

「青峰君、黄瀬君が青峰っちと夜話すの楽しみにしてるっスって言ってました」
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