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最愛 【黒子のバスケ】

第13章 未来を掴む


午後もフレグランス事業の会議が続いて、撮影のスケジュールやカメラワーク、配色など細かい部分が次々と決まって、丸々1日の会議を終えた頃には既に8時を回っていた。


時間が分からないから、仕事が終わったら連絡するするって言ってあった大我に電話をすると、みんなでご飯食べに行こうって話になって、さつきと美緒がそれぞれ黒子君と黄瀬君に連絡すると、二人とも仕事がもう終わるみたいだった。
それなら、黄瀬君のおうちでみんなでゆっくり食べようって黄瀬君が誘ってくれてお言葉に甘えさせてもらうことにした。


あたし達でテイクアウトとちょっとしたおつまみとお酒を買ってからマンションに戻ると、ちょうど帰った黄瀬君と合流できた。

あたし以外は直接黄瀬君の部屋に行くことにして、あたしだけは自分の部屋に1回戻って、着替えと明日の仕事の準備を整えてから黄瀬君のお部屋にお邪魔させてもらった。


「みさきー!!おそーい!!」

チャイムを鳴らしたら、ニヘラ~って笑いながらドアを開けて出迎えてくれたけど…
何故かさつきが既にできあがってる。



「さつきに何飲ませたの??」

「涼太が仕事で貰ったウイスキーをハイボールにして火神さんが飲んでたら、何を思ったかそれを真似してこの有様」

「黒須さんすみません。さつきはお酒弱いんですが楽しいと飲みすぎてしまって…」

笑いながらさつきの頭を撫でて優しい顔をしてる黒子くんが少し申し訳なさそうに謝ってくれた。


「全然。さつきって酔うといつも黒子君に会いたがるから、せっかく一緒なので今日はいっぱい甘やかしてあげてください」

「みさきっちお疲れ」

「黄瀬君、お邪魔します」

家主の黄瀬君に挨拶をすると大我があたしにペリエを渡してくれた

「青峰があとで連絡するっつってた」

「え、ホントに?」



「だから…お前さ、顔に出しすぎ」

昼間も電話したけど、また声が聞けるのが嬉しいって思ったのが顔に出てたのか大我に呆れたように言われた。


「結構隠してるつもりなんだけど…」


「ねぇ涼太、どう思う?」

「全然隠せてない。バレバレっス」

「黄瀬君程じゃないもん!!!」

「なぁ黒子…どう思う?」

「僕から見てもバレバレです」

「さつきの方が分かりやすかったでしょ!?」

「私は隠してないもーん。ね、テツくん♡」
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