• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第13章 未来を掴む


お昼休憩に3人で食堂でご飯を食べてると、プライベートのスマホが鳴って、見ると青峰君からの電話だった。

「ちょっとごめん」

二人に断って席を立って、少し静かなところに移動してから電話に出た。

「もしもし」

「今大丈夫か?」

「うん」

「やっと帰国の許可が出たから3日後のフライトで日本戻る」

退院してすぐに帰国したがる青峰君をチームのドクターが止めて、今日やっと帰国の許可が出た。

退院直後にフライトなんてダメに決まってるのに、強引にでも日本に戻りたがるからあたしまで一緒になって説得した。
渋々だけど納得してくれて、ちゃんとお医者さんの言うことを聞いてくれたけど、実家に戻りたがる青峰君がちょっと子供っぽくて可愛かった。

「よかったね‼傷痛む?」

「今はもう大したことねぇな」

手術したら結構な期間痛いはずなのに…
青峰君って本当にタフなのか痛みに強いのか、でも痛みが少ないならよかった。


「気をつけて戻ってね。大我もネロ君に会いたがってたよ」

犬が苦手な大我だけどネロ君は大丈夫らしい。
あたしが寝室に飾ってるドーベルマンは写真を見ただけで怖がってたけど(笑)

青峰君に似てる強そうで優しい真っ黒の引き締まった体のドーベルマン。


「まだ俺が運動禁止だから火神にネロの相手してもらうわ」


「うん!大我も運動になっていいと思う」


青峰君と大我はなんだかんだ言っても仲良しだから、青峰君も治療期間だけど大我とか黄瀬君とかと会って気分転換できればいいなって思う。

あたしはミラノに行くから入れ違いで会えないけどミラノが終わればみんなで旅行だからそれもすっごく楽しみ。





青峰君との電話を切って二人のところに戻るとまたあたしをからかう気満々のニタニタ顔でこっちを見てる


「ダーリンなんだって?」

「だーかーらー‼‼!ダーリンじゃない‼」

こんなおバカな事言ってるなんて青峰君に知れたら恥ずかしすぎてもう会えない

「大ちゃんもう傷完全に塞がったでしょ?」

「あのさぁ…馬じゃないから…」

青峰君の回復力を馬並みとか言ってるさつきは人間ではありえないようなことを平気で言ってくる


「「で、なんだったの?」」

「こっちに帰ってくるって。えへへ」


「「みさき…嬉しそうだねぇ」」


手術が無事に終わって経過もいいんだもんすっごく嬉しい‼
/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp