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最愛 【黒子のバスケ】

第13章 未来を掴む



俺とは反対側にあるみさきの横のリモコンを取って電源ボタンを押して消したけど、相変わらずみさきは顔を隠してる


こんな反応ダメだろ…

可愛すぎ


「消した」

「…ぁりがと…」


今にも消え入りそうな声でそう言って上げた顔はまだ真っ赤で、すげぇ可愛くて、気づいたら勝手に腕がみさきを抱きしめてた

「お前さ、分かりやすすぎ」

「…あーゆーの…なんか見れないのっ…」


湯気が出そうなほど体の熱いみさきを抱きしめてるとこっちまでおかしくなりそうなのに、こんな可愛いとこを知ってる奴が俺しかいねぇんだって思ったら、めちゃくちゃ愛しくなってさらに強く抱きしめた


「お前…すげぇ可愛いな」

ミラノが終わるまで気持ちを伝える気なんてねぇけど、思ってることを隠すつもりもねぇ。
みさきはびっくりするぐれぇ鈍感だからこれしきの事じゃ気づかねぇしな

「ヤダっ‼可愛くない」

あー…この反応もマジで可愛い。
これが可愛くねぇならこの世に可愛いなんて言葉は存在しねぇ


「あーはいはい。俺は可愛いと思うんだからいいだろ?」

「ダメ」

「ダメじゃねぇ」

「ダメなの」


すっげぇ照れ屋のくせして強情で意地っ張りで初心で
可愛すぎて堪んねぇ

あーキスしてぇ

ウルウルの目とすべすべの肌と赤っぽいピンクの柔らかそうな唇


こんな、ストライクゾーンど真ん中の人間が存在すんだな…



抱きしめてたら落ち着いたのか俺を見上げて頓珍漢な質問をしてきた


「青峰君なんで平気なの?」


いや…お前と見てりゃ結構色々思うとこはあるけど27歳であんな分かりやすい反応するのなんてお前ぐらいだ

しかも俺はお前を好きになってからAVとかそういう類のもんにすら全く反応しねぇ

不能になったのかとマジでビビったけどお前といればちゃんと反応してる

俺は他の女の素っ裸よりも、服着てただ恥ずかしがってるお前にめちゃくちゃ欲情してんだよ…
抱けなくていいけど欲しくねぇ訳じゃねぇんだから鈍感も休み休みにしろよな

「俺の反応の方が普通なんだよ」


みさきが離れようとしねぇのをいいことに抱きしめたまま話して、時々頭を撫でたり頬をつついたり鼻をつついたりして、今許してくれてる範囲のことをすべてやりまくった


自分の体にみさきの感覚を全て覚え込ませたけど、それでもいなくなるなんて絶対ぇ無理だ
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