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最愛 【黒子のバスケ】

第12章 何度でも


記者から様々な質問が飛んでついに青峰君の怪我の話題に触れた。

『青峰選手は負傷していますが、それでも契約を続行した理由は』

『彼のエージェントと選手本人との面談で今回の負傷はこの先のキャリアに影響ないと判断した。あの負傷はアクシデントであり、本人に一切落ち度はない。契約を破棄する理由には当たらない。当然アクティブ登録は現段階ではタイガだけだが、1つの枠は空けている。そこは完治したダイキの場所であるのは間違いない』



よかった…

本当によかった。





『青峰選手、今回の負傷はファウルの種類からも、相手選手の故意によるものだと言われていますが相手に何か言いたいことは』

『そんなもんはねぇ。あれはプレーの中では常に起こりうるアクシデントだ』

『火神選手、青峰選手とは高校時代からのライバルですが同じチームでやることについて一言頂けますか?』

『お前にだけは負けねぇからな』

『こっちのセリフだ』

大我が青峰君を見て笑いながら言うと青峰君も笑って言い返した


この2人くらい仲良くて気が合えばきっとチームでもうまくやっていける

和やかな雰囲気で記者質問を打ち切って背番号が発表された


『タイガ カガミ NO.11』

『ダイキ アオミネ NO.15』

『火神選手の番号はどうやって決めたんでしょうか?』

『高校時代の相棒の背番号と幼馴染の名前から。NBAを目指す前からからそいつがずっと支えてくれた。だからこれ以外はなかった』

『恋人ということでしょうか?』

『違う。強いて言えば俺の片割れだな』

大我…なにそれ。
どんなこと全然聞いてない。嬉しすぎ…
ちょっとこれは泣いちゃう

『青峰選手は?』

『中学時代の相棒の背番号と…あー……他の理由はそのうち言うってことで…。でも俺にとって一番大事な数字でこれ以外ねぇと思った』

『では、いつかその番号の理由を我々に教えてください!』


最後にジャージを脱いで背番号を見せながら記念撮影をして記者会見は終わった。


「すごいいい会見だったね!かがみんの理由あたしもちょっと泣けた」

「青峰さんだってめちゃくちゃいい理由だったじゃん。あれって黒子君でしょ?」

「そうなの!?大我の11って言うのも黒子君だよ」

「そうそう。それでこれ二人合わせたら…」

「さつき、それはまだ言わない‼」
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