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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


3人でリビングに入ると2人が並んで今日の試合中継を見てる。

「ねぇ、なんであの二人いつもあそこで同じ格好して座るの?仲よすぎじゃん」

「分かんない。なんか双子みたいだよね」

「大我が、青峰君のゴシップは自分たちの関係のカムフラージュじゃないかって言われたらしくてめっちゃ怒っててちょーウケた。だから人によってはあの二人のことカップルだと思ってるの。それに、あの二人って別々にいるとお互いに褒め合ってるんだよ」


「何それ、ちょーウケる」

「大ちゃんとかがみんが付き合ってたらあたしたちお邪魔虫だね」

「二人っきりで見させてあげた方がいいかな?」

この2人は絶対そんな関係じゃないって分かってるけど、話が面白すぎてどんどんエスカレートしていく。


「実は手繋いでるかも」

「キスとかするならお邪魔かな」

「やっぱあたし達お部屋戻る?」






「おい、お前ら、全部聞こえてんだよ…」

ヤバい…青峰君が怖い顔してこっち見た。

「お前らバカだろ!?」

大我は肩を揺らして笑ってる。


「あ、聞こえてた?」

「冗談です」

「でも仲良しなのはいいことだよね!」

「「ふざけんな‼仲良くねーから‼」」

息ぴったりの二人に“え、超仲良しじゃん”って3人で目を見合わせちゃった。



バスケの試合をみんなで見てから、昼間に下ごしらえを済ませておいたエビをメインに今日の夕食をみんなで用意してシカゴの最後の夕食を摂る。


「みさきって実家LAなんでしょ?」

「そだよ」

「今度LA行きたい!」

「あ、行こ!どっか行きたいとこある?」

「おすすめは?」

「静かに過ごすならグリフィス天文台のプラネタリウムで、騒ぐならネズミがいっぱいのテーマパークかハリウッドかな。個人的にはサンタモニカのビーチは夜綺麗でおすすめ。お買い物なら断然ロデオドライブ」

LAは観光名所が多いから遊ぶにもお買い物するにも不自由しない。
あたしは人込みが嫌いだから実家にいるときはほとんど出掛けないけど、友達が一緒ならおもちろんお出かけする。

「二人がよければうちの実家に泊まればいいから宿泊代はいらないよ」

「みさきのパパとママに会いたーい‼」

「多分ママはいるけどパパはちょっと分かんない」

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