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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


二人の部屋で買ったものを見せっこして美緒の数に驚いてさつきのサイズに驚いた。

二人はあたしが1セットしか買わなかったことに驚いてた。

「美緒買いすぎー(笑)」

「それだけあれば牛と同じ数だけおっぱいついてても1週間は大丈夫そう(笑)」

「はー!?てかさつきまた大きくなってたの?」

「そうなの…もうホント肩凝るからいい加減止まって欲しい…」

そう言うさつきの顔は本当に勘弁してほしいといった表情で嫌味には全然聞こえない。


「え!?さつきって未だに大きくなり続けてるの?あたし高校から全然変わってなくて最近やっとちょっとだけ大きくなったよ!」

「成長おそっ(笑)でもそれってホルモンもあるんじゃない?みさき青峰さんを好きになってからちょっと色っぽくなったよ」

色っぽい…
初めていわれた。

「ホント!?ちょっと女の人に見える?!」

「普通に女の人には見えるけど、今までは女の子って感じだったのが最近はふとした時に色気あるなってあたしも感じるよ」

「ホントに!?ちょー嬉しい‼」

別にめちゃくちゃセクシーになりたいわけじゃないけど、もうある程度の年齢だし少しくらいは色気が欲しいって思ってたからすっごく嬉しかった。

食べ物とかマッサージとか運動とかも結構頑張ってるからその効果もあるのかな?
でも胸の大きさはホルモンも関係してるらしいから青峰君を好きになったことは思わぬ副産物もあたしにもたらしてくれた

にしても…さっきのには本当に驚いて一瞬で背筋が凍った。

今考えれば一時帰国してたって誤魔化せばよかったのかもしれないけど、あたしはあのことを隠したいがためにいくつか青峰君に嘘をついてごまかしてる。

これ以上保身の為に勝手な嘘を重ねるなんてできない。


「みさき?どうしたの?」

「さっきの事?」

「うん。まさかあんなこと言われるなんて思ってなかったから咄嗟に反応できなくて二人にも嘘つかせちゃってごめんね…」

「そんなこと気にしなくていいの。それにみさきは何も言わなかっただけで嘘なんてついてないんだから。大ちゃんに罪悪感も後ろめたさも感じなくていいの」

「みさき、これだけは言っておく。あたしもさつきもみさきを守れるなら誰にだってどんな嘘でもつき通す」


どうしてこの2人はこんなに優しいんだろう。
あたしの中に温かさが広がって涙腺が緩んでいく
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