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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


side青峰

「これは自力で取れたらやる」

みさきが小せぇのをいい事に高く手を上げてそこにいちごを乗せた

「えー!そんなの届かない!」

「取らなきゃ食えないぜ」

手を伸ばしたり踏み台を持ってきたりしてるけど40cm以上身長差もあって手の長さも全然違うから全く届かねぇ


「ちょっと!今手の位置上にしたでしょ!ズルだよ!!」

「してねぇな。いちごがお前に食われたがってんだから早くしろよ」


「…じゃあ…失礼します!」




こちょこちょこちょこちょ…!

「うわっ!ヤメロ!!」

「じゃあくれる??」

脇腹を細い指にくすぐられて一瞬下がった腕をみさきが捕まえた


まさかくすぐられるとは思わなかったけど距離が狭まったのはいい
みさきの細い腰を引き寄せて俺に固定した

「くすぐるのはズルいだろ」

「だって青峰くんがくれないんだもん」

「欲しい時はなんて言うんだよ?」

「言ったらくれる??」






「“大輝、ちょうだい”っつったらやる」

耳元で小さく話すとピクリと肩を揺らして一気に真っ赤になった。

「なんでっ?やだ!!」

「ならこれはやれないな」

何でか??
そんなのお前に名前呼ばれてねだらせてぇからに決まってる
俺にとってこれはお前を抱く代わりなんだからホイホイくれるわけねぇだろ

「えー…どうしても言うの??」

「欲しくなきゃ言わなくてもいいぜ」

「…ほしい…」

「なら言え」

「…ちょうだい」

「それじゃ誰に言ってるかわかんねぇ」

「青峰くん、いちごちょーだい」

「ダメだ」

なんでそんなに名前呼びたくねぇんだよ…
火神も緑間も氷室も名前なのに。
俺の事好きとかウソだろ。

「なんで!?言ったのに!」

「青峰くんじゃねーだろ?」





「……き」

「聞こえねぇ」






「だいき…ちょうだい…」

「口開け」

エロ…

真っ赤な顔でいつもよりトロンとした目がうるうるしてて、おまけに口から見える元々エロいこいつの舌

やべー……
ちょっとやりすぎた

口にいちごを入れてみさきを抱き締めて頭を撫でるとめちゃくちゃ熱い。

「うまいか??」

「うん。美味しい…」

マジで可愛すぎ。



「青峰…てめぇ…」




ゲッ…
そーいやここ、火神んちだったわ
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