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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


「じゃあみんなすまないが、ジェイクを頼むよ。なるべく早く戻るようにする」

「久しぶりのデートなんだからごゆっくり。ねんねさせておく」

『みさき、ありがとう』

『いいの。あたしも遊べて嬉しいから』

ベビーシートをこっちの車に載せ替えて、ジェイクの荷物を受け取ってから駐車場で別れて2人はデートであたし達はお家に戻る。


ジェイクは青峰くんに肩車してもらってご機嫌のせいかパパママとちょっと離れるのに泣きもせずにニコニコ顔で手を振っていた。

「ジェイクって日本語わかる?」

「ちょっとなら分かるよ」

「さつきって言えるかな?」

『ジェイク、さ、つ、きって言ってごらん。』

「…しゃつき」

「やーん!かわいい♡」


とにかく2歳は何をしても可愛い。
言葉も分かるし喋れるし表情も豊かでほんとに和む。

『帰ってみんなでご飯食べようね』

『ご飯ってなぁに?』

あ、なぁに攻撃が始まった。

最近は分かってても何でも“なぁに”って聞いてくるらしくてアンバーは手を焼いてるみたい。

『食べ物だよ。ジェイクは何食べたい?』

『ウインナー食べる!』

『ちゃんと用意したからね。ケチャップと卵のご飯食べる?』

『ケチャップってなぁに?』

『ケチャップはトマトのソース』

『トマトってなあに?』

これ無限ループ??

「ははは!!2歳ってこんななのか?!機嫌がころころ変わってすげーな」

家に戻るまでとにかくジェイクの“なぁに”が続いてみんな笑いながらもちゃんと答えてあげるからジェイクはずっとご機嫌だった。

家に入ると大我の家って事は分かるみたいで『タイガどこー?』って言って探してる。

『もう少しで戻るからね』

『ふーん』

ジェイクには先にご飯を食べさせたいから、美緒とさつきと青峰くんが遊んでくれてる間に下ごしらえを済ませておいたものでオムライスとコーンスープを作ってウインナーを温める。

野菜はあんまり好きじゃないらしいから全部細かく切ってオムライスに入れた。

『ジェイク。お夕飯たべれる?』

『うん!ダイキと食べる!』

『キティじゃないの!?』

『ダイキがいい!』

もうすっかり青峰くんに懐いてる。

「お願いしていいかな?スプーンとフォークは上手だから詰まらせたりこぼしたりしないように見ててくれるだけでいいんだけど…」

「あぁ」
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