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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


帽子とマスクとサングラスをして車から降りる準備を整えたのに…

「あははは!みさきー怪しすぎー」

「だって顔隠せって…」

「お前はサングラスかマスクどっちかで大丈夫だろ」

サングラスと日本から持ってきたマスクを両方すると、確かに顔を100%覆ってる

「じゃあマスクだけにしよ」

「それで充分だよー。みさきほんと顔ちっちゃい」

帽子と少しだけマスクを広げて目の下ギリギリまで隠してみんなで会場に入った。





「みさき!」

「辰也!久しぶり」

『ハァイ。久しぶり』

『アンバー元気だった?』

『もちろんよ』

『キティ!』

『あら?ちょっとお兄ちゃんになったんじゃない?』

ジェイクはみさきって呼べなかったから、あたしの事をミドルネームのケイトリンの愛称の“キティ”って呼ぶ。

今は多分呼べるだろうけどわざわざ変えなくていいかなって思ってる。

「まさか、こんな懐かしい人に会えるなんて来てよかったよ」

「氷室さんお久しぶりです」

さつきが挨拶をすると辰也が手を出して握手してる

「昨日の最後のシュートはアメージングだったよ。よく見てるせいか久しぶりな感じはないけど、高校以来だったかな?」

「あぁ。まさか入っちまうなんて思ってなかった。久しぶりだな」

「君は初めましてだね」

「はい。進藤美緒です。初めまして」

「美緒はね、きーちゃんの彼女なの!」

「へぇ!黄瀬くんの!通りで綺麗な訳だ」

みんなで挨拶を交わしてワイワイしながら試合開始を待った。

青峰君と辰也がすっごく楽しそうに話してて、全然タイプは違うのに久しぶりに会ったなんて思えないくらい辰也が笑ってる。

『ねぇ、みさき。ダイキと付き合ってるの?』

小声でこっそり耳打ちするようにアンバーに聞かれた。

『まさか!』

『そうなの?結構いい感じに見えたけど』

『なにそれ』

『あたし的にはハーフタイムのプロポーズよりダイキのハグの方が感動したわ』

『青峰君はハグ好きなんだって』

『ふふ…♡みさきかわい』

アンバーの方が100倍可愛いし美人なんですけど……
綺麗な顔で笑って辰也とアイコンタクトしてる。
ほんとラブラブなんだから。

『キティ抱っこ!』

『来てくれるの?』

手を伸ばしてジェイクを膝に載せると可愛くてふにふにの唇で、頬にたくさんキスをしてくれた。
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