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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


午前中はオフの青峰君も午後は練習があるからみんなで少し早めの昼食を摂った。

さつきと美緒と3人で片付けて大我は試合に行く準備、青峰君はロードワークに行った。

大我の補食を用意して、夕食の下ごしらえもみんなでやっていると大我に呼ばれた。


「どうしたの?」

「前にCMの撮影の時にハンナっていただろ?最近連絡とったか?」

「そう言えば最近連絡来てないかも。どうしたの?」

「いや、俺もたまに連絡取ったりしてたんだけど、なんか最近いきなり連絡取れなくなってハンナがよくお前の事話してたから何か聞いてねぇかなって思って。昨日聞こうと思ってたんだけどタツヤのホテルの件とかあって忘れてた」

ハンナには警戒するように言ってもらったお礼をしてからちょくちょく連絡は取っていたけど、そんなに高い頻度じゃなかったし内容も“仕事どう”とか“タイガのCMのお陰で売り上げがすごい伸びて女子から彼氏に使って欲しい制汗剤1位になったよ”とかそんな感じの事だった。

「ハンナってシカゴだもんね。会ったりしてないの?」

「買い物してたらたまたま会ってそん時一緒に飯食ったぐれぇだな。そんで連絡とるようになったって感じ」

「そうなんだ。あたしちょっと連絡してみるね」

「あぁ。なんか分かったら教えてくれ」

「はーい」

なんか大我が試合前にこんなこと聞いてくるの珍し…
でも突然連絡取れなくなったら心配だよね。

仕事してたら悪いしとりあえずメッセージ入れとこ

(久しぶり。今あたしシカゴにいるんだけど、大我が連絡取れなくて心配してたから気がむいたら連絡してあげて。もし大我にしたくなければあたしでもいいから連絡もらえたら嬉しい)


ハンナはあたしと大我が幼馴染だって知ってるから一緒にいることを知られても別に問題はない。




少し待ってみたけど返信はなくてキッチンに戻ると美緒がさつきにエビの下処理を教えてた。


「だから違うってー」

「だってこれなんかうまく刺さんないんだもん。てか美緒厳しすぎ‼」

「あはは!あたしも仲間に入れて」

「つまみ食いはダメだよ」

「さすがにこのエビを生で食べる勇気ない」

下らないことで笑って肘でつつき合って全然上達しないさつきとスパルタの美緒、早くエビが食べたいあたしの3人で下ごしらえを済ませた。






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