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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


「あははは!最後の意味分かんねぇ。あいつ面白すぎ」

「大ちゃん何笑ってるの!?なんで部屋に来いって言わないの?」

「あんな興奮してんのに俺がそんなこと言ったって、お前らの前で“行く”なんて言う訳ねぇだろ。後で話しとくから邪魔すんなよ」

「青峰さんってみさきの事よく分かってますね」

「お前らいじめすぎだろ。ま、でも、今回は感謝だな」

みさきは気付いてねぇだろうけど、最初から目が悪いことを考えてる時のいやらしい目になってたから、何か企んでることはすぐに分かった。

一緒に昼寝してるとこも見られてるし、NYで俺と寝てたことまで知られてんだから、もう今更何も隠しようがねぇし、夜通し一緒に過ごせんなら俺としてはすげー嬉しい。


「いや、俺は青峰の部屋にみさきを放り込むのは可哀想だと思うぜ。みさきじゃなくて青峰がだけど」

笑ってんじゃねーよ。死ぬほど我慢してるっつーの。
一生抱けなくてもいいけど我慢してねぇ訳じゃねぇ。

「うっせーな。別に一緒にいれりゃそれでいい」

「大ちゃん…どうしちゃったの?」

さつきが目をまん丸にして、俺のデコに手を当ててる

「どうもしてねーし、熱なんてねぇわ‼」

「青峰さん、みさきの事大事にしてくださいね。大事な友達なんです」

「あぁ。分かってる」

「てか、ウインナー作るって何??かがみん知ってる?」

それ、俺もすげー気になってる。
火神は加工肉食わねぇだろ。

「あー。ジェイクがすげぇ好きだし俺もめちゃくちゃ好きなんだけど、あいつ手づくりでウインナー作ってくれんの。俺は加工肉食わねぇからみさきが作ってくれたのを冷凍でストックして、ウインナーが食いたい時はそれ食う」

「みさきって色々作りますよね。前なんてカーネルおじさんのチキンを再現するとか言って毎日チキン食べて香辛料買い漁って実験してましたよ」

なんだそりゃ、面白すぎだろ。てか買えばいいだろ?
実験とか言って理科じゃねーんだから

「そうそう!完成品ちょー美味しかったよね!」

「俺も前回帰国した時作って貰ったけど完成度高くてうまかった。みさきは楽しいと思うとめちゃくちゃのめり込むからな」

チッ…火神も食ったのかよ。
この贅沢病め。


「みさきんとこ行ってくる」

「おー」

「頑張ってねん」

「よろしくお願いします」

ついでにつまみ食いしなきゃやってらんねぇ
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