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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


大我のお家のキッチンはすっごく広くて使いやすい。

パンを作るために温度と湿度を確認して粉に水を混ぜてこね始めると、大我がひょっこり顔を出した

「腹減った。なんか食いてぇんだけど」

「間食できるもの置いてるでしょ?」

「あるけど…違うものが食いてぇの」

「あ、分かった。いつもの食べたいんでしょ」

「めんどくせぇ?」

「いいけどちょっとパンのキリがついたらね」

パンは途中ではやめられないからキリのいいところまで終わらせてから大我のおやつを作り始めた。


「何作ってるのー?」

「大我のおやつ。2人も食べる?」

「「食べるー!」」

「なんか手伝う?」

「じゃあ、これ1種類ずつ乗せて、包むの手伝って」

助っ人登場で包むのは2人にお願いできたから、あたしはドレッシング作り。

「みさきと火神さんってホント仲良しだよね」

「そかな?幼馴染ってこんなもんじゃない?」

「えー!あたし大ちゃんとは仲いい方だって思ってるけどみさきとかがみん程ベタベタしないよ」

「ベタベタって…ずっとこうなんだもん」

「初めてみさきんちでハグしてるの見たときめちゃくちゃ驚いた」

喋ってるうちに完成した大我お気に入りのおやつの生春巻き。
大我も呼んで4人でダイニングで食べ始めた。

大我はこれが大好きで一緒にいるときはだいたい食べたがる。
エスニック料理だけど和風の味付けのほうが好きで、チリソースとかは付けずにわさびを少し入れて作るこのドレッシングがお気に入り。

4人で小腹を満たしてると大我の電話が鳴りだした。

「おー」

……

「もう来てる」

……

「おー。じゃ行くわ」

電話を切って大我が残りの春巻きを食べて「旨かった」て言ってくれた。

「どこ行くの?」

「青峰迎えに行ってくる」

「あ、そっか。足ないもんね」

「悪りぃけど、飯頼む」

「うん。気をつけてね」


ガレージまで大我を見送ってリビングに戻ると窓から美緒とさつきも手を振ってて、大我はクラクションで応えて出ていった。

「火神さんって彼女いないの?」

「今はいないよ」

「かがみんに彼女がいてもハグとかする?」

「あー、それね。彼女が嫌がればやめる。前にそれでちょっと色々あって、あたしのせいで大我と彼女が別れちゃったから」
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