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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


「火神さんオーラすごくて変装の意味があんまりなくなっちゃってる」

「かがみんは高校の時から存在感すごかったからねー」

3人でキャリーを引きずって同じ格好で同じ歩幅で大我に近づいた。

「久しぶり」

「久しぶりだな」

「いつ見てもめちゃくちゃアメリカン」

いつも通りのハグとキスに美緒が笑ってる。

「人集まっちゃう前に行こっか」

美緒ともさつきとも軽く挨拶を交わして、4人で空港内を抜けて大我の車に乗り込んだ。


「火神さん、お世話になります」

「かがみん、泊めてくれてありがとうー!!テツ君がよろしくって言ってた!」

「大我、お世話してね」

「おぉ。じゃあ行くか」

無事に車に乗って警戒モードじゃなくなくなったところで、みんなでお礼をすると大我がゆっくり車を出した。

「疲れてるとこ悪りぃけど先買い物行っちまおうぜ」

「疲れてないよ。快適すぎてあっという間だった。ファーストクラスってすごいね……」

「飯うまかった?」

「すごい美味しかった。うどんがめちゃくちゃ日本のうどんでおかわりした」

仕事でのフライトとは違って、寝るよりもせっかくのファーストクラスを楽しみたいって気持ちが大きくて、機内食も軽食もあたしたち3人ともしっかり食べた。

あたしは読書もできたし、美緒はファッション誌の編集者の映画を見て、さつきは恋愛ドラマを見てた。

「快適に来れたなら何よりだ」

「ありがと」



これから行くのは大我がよく行ってる、オーガニックの食材が置いてあるスーパー。

日本の食材もたまに置いてあって大我のお気に入りスーパー。

「青峰君なんだって?」

「お前のメシなら何でもいいとさ」

「え、ちゃんと聞いてくんなきゃダメじゃん」

「聞いたって。お前NYであいつにメシ作らされたって?」

なんで大我まで知ってるの……

「そんな作らされたって程豪華な物作ってない」

「スゲー旨かったってよ。あ、赤ん坊の腹食いてぇって訳分かんねぇこと言われた」

「あ、分かる。いつものパンのこと青峰くんはそう言うの」


あたしが最初にそう言ったせいか青峰君はあのパンのことを何回か“赤ん坊の腹”って言ってた。
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