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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


第3Qが始まっていきなり青峰君にボールが渡ったと思ったらそのままシュート

カウントは3P

青峰君はいつも2Pシュートで3Pなんて見るのは初めてだったけどあまりにも普通に打つからびっくりした。

「青峰さんって何でもできるのね…」

「かっこいい…」

「あ、またみさきそれ言ってる。大ちゃんはシュート外すことってほとんどないけど3Pは渡米前に徹底的に修正したから」

第3Q開始直後に試合を振り出しに戻して大歓声が起きるのに常にプレーは一定でとにかく青峰君が放ったボールはすべてゴールに吸い込まれて行った。

なんかゴールがボールを吸いこんでるみたい。

チーム全体がボールを運んでミスをカバーしあって得点を重ねていく。

素人のあたしが見てもチームプレーだって分かる。

「大ちゃんすっごくいい顔してる」

「だな。初めて会った時の極悪人面とは雲泥の差だ」

「大我…うんどろじゃなくてうんでい。あたしより日本長いんだからしっかりしてよ」

「あ、そうだっけか?まぁ細けぇことはいいだろ。ほら、青峰がまたボール持ってるぜ」

青峰君にボールが集められてることで当然マークも厳しくなる。

それなのに、信じられないくらい軽いフットワークでマークを簡単にかわしてるように見える。

楽しそう…
見たことないほどキラキラと笑って走り回って、チームメイトに称賛されてこんなかっこいい人他にいない。


『ダイキの恋人?』

『まさか‼友人…かな』

『あら、そうなの?ずっとダイキを見てるからてっきりそうなのかと思ったわ』

『あはは…』

見てたのバレてるのね…
でも多分本人は気づいてないし、ここに来たのも青峰君を見るためだったから目的は達成できてる。

『でも、あのダイキがねぇ…うふふ』って意味深に笑って綺麗な顔をこっちに向ける。

その顔に敵意はない。

妊娠していて旦那さんがいるんだろうから当然かもしれないけど…


『青峰君と知り合いなの?』

『まぁね。可愛い弟って感じかしら?』

え…青峰君が可愛い?弟?

どっからどう見てもかっこいい男の人なんですけど…

『ふふふ…あなた本当に正直ものね。顔に出すぎよ。ほら彼がまたボール持ってるわよ』

青峰君がボールを持つと見逃さないように教えてくれた。

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