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最愛 【黒子のバスケ】

第10章 wherever you are


side青峰

「あ、大ちゃーん?チケットありがとう」

「おー。フライトはテツだけどな。」

「知ってるー!テツ君今出張でいないんだけど、何にも言ってなかったからびっくりしちゃった。やっぱテツ君ってかっこいいよねぇ♡」

「あーはいはい。テツどこ行ってんの?」

「フランスだよ。向こうで新しく立ち上げられたコスメブランドの輸入の交渉に行ったの」

「へー。まぁ帰ってきたら会いに行けよ。忙しくてお前と会えねぇとか言ってふてくされてたぜ」

「えー♡もうテツ君が帰ってきたらすぐに会いに行く」

中学から好きだったテツとさつきが付き合い始めたのは25歳になった時だった。
さつきは何人か付き合った奴がいたけど、テツが忘れられなかったせいかいつもすぐに別れては俺に連絡がきた。
「やっぱりテツ君じゃなきゃヤダ」って毎回泣く癖に、振られるのが怖いっつって告りもせず、忘れるために赤司の結婚式まで連絡すら取ってなかったらしい。

赤司の結婚式で再会して、やっぱり諦められねぇとか言ってちょくちょく連絡を取ってるうちに何があったか知らねぇけど、テツから告って付き合い始めた。

後々聞くと、さつきがあからさま過ぎた故に勘違いさせてたっぽい。

「学生の時のは友人として好いてくれてる思ってたんです。好きな人に突進なんて普通しません。現に大学行ったら全然連絡もありませんでしたし」

どう見ても友達の好きじゃねぇだろって思ったけど、それがあいつらにとってベストなタイミングだったって事だ

付き合うって聞いた時なんかすげぇホッとして、いい意味で笑いが止まらなかった。
ガキの頃から一緒にいたさつきは、他の女とは違って特別な存在ではあるからやっぱ幸せではいてほしい。

みさきに対しての特別とは全然別物だけど、どうでもいいとは思えなかった。



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