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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


選手が入場を始めると会場のボルテージは一気に上がって好きな選手が見えると名前を呼んだり歓声をあげたりしてる。

「きゃー!大ちゃん出てきたよ」

「みさき!見てる⁉」

「うん…見てる」

かっこよすぎて目が離せない。
何?何なの。どういうつもりなの。
ただ立ってるだけなのにあんなに格好いい人って何なの…

相手選手の紹介が始まって一人ずつポジションと名前が呼ばれる。

老若男女問わず、好きな選手が紹介されると大熱狂してる。


相手選手の紹介が終わってキャブスの紹介が始まった。

『クリーブランド・キャバリアーズ PF ダイキ アオミネ NO5』

耳をつんざくような大きな歓声と悲鳴。
あたしは一言も言葉を発することができなかった。

キャーとか『GO!Aomine』って歓声は沢山聞こえててあたしも同じように言えばよかったんだろうけど、普段からNBA選手でいるために並々ならぬ努力をしてる人に試合直前になんて言葉を投げかけていいのか分からなかった。

日本でももちろん有名だけど、NBA選手としての人気も大我と同じでトップクラスらしく歓声は大きい気がした。

「みさき、大丈夫?どしたの?」

「あの…青峰君って人間だよね?」

「「あはははは!人間に決まってるじゃん」」

「お前ちょっとアホっぽいぞ」

大我にアホなんて言われたら世も末だよ…

正直言って青峰君以外の選手の紹介はあんまり聞いてなかった。

青峰君を目で追ってこの瞬間全てを記憶して絶対に忘れない


選手がポジションにセットして高く放られたボールをジャンパーの選手が味方に弾いて試合が始まった。

攻守の交代がものすごい速さで繰り返されるのに得点は入らない。

目がついて行かないのに青峰君だけははっきり見える。

相手がボールをアウトにして青峰君のチームがスローイン。


青峰君が白人の選手と少しコンタクトを取って合図してるのが見えた。



ボールがコートに投げ入れられて背の低い選手がさっきの白人の選手にパスしたボールを受け取ることなく直接青峰君にパスが通った。

パスをそのままゴールに入れてキャブスの先制点
パスした選手と軽く拳をタッチして腕のサポーターを直してる。

このまま見てたら鼻血が出そうなのに目が離せない。
ティッシュはあるから鼻血が出てもいいの。

とにかくずっと見ていたい
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