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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA



ベッドで美緒の目覚ましが鳴って目が覚めた。

「おはよー」

「おはよー」

きのうの夜は散々みさきをからかいつくして楽しいやら可愛いやらでテンションが上がりすぎて中々寝付けなかった。

「みさきってもう起きてるよね」

「大ちゃんの朝ご飯作るって言ってたし起きてると思うよ。てかもう大ちゃん行ったんじゃない。2時間以上前に会場入ってアップするって言ってたし」

「みさき二度寝してるかもしれないから1回みさきんとこ行ってみよ」


みさきが青峰さんのご飯を作るって言うのは昨日の火神さんとの会話で分かった。

照れ照れの顔して「じゃああたし朝起きるから大我はゆっくりで大丈夫だよ」って言ってるみさきはもうホント可愛かった。



ノックをしても返事がないから寝てるのかと思ってそっとドアを開けたら部屋には誰もいないしベッドも既に整えられてた。


「リビングかバスルームだよね」

「みさきって朝風呂好きだよね」

みさきの話題をペラペラ話しながらリビングに向かうとみさきの声が聞こえて慌ててさつきと口を閉じてこっそり覗く


大ちゃんの子供が抱っこをねだるような「いいだろ」って声が聞こえてみさきが腕を広げたら明らかに挨拶には見えないハグをしてる。

昨日みさきが大ちゃんを好きってバレたからなのかいつもこうなのか…どっちにしてもあんなデレッデレの大ちゃん初めて見た。
あんなんで試合になるの?

小さい声で話してて聞こえないけどみさきを解放した大ちゃんがみさきの頬を触って何か言って出て行った。

ボケッとして頬を触って突っ立ってるみさきが思い出したようにパタパタとキッチンの大きな窓に近づいて手を振ってると大ちゃんが一回車を停めて窓から手を出して振り返してた。

「ねぇあの二人あれで気づいてないってギャグだよね?実は付き合ってるでしょ」

「もしかしたらもう結婚したのかも。大ちゃんご機嫌すぎでしょ…」

「でもみさきだもんね」

二人で顔を見合わせてニヤリとしてから声をかける。

「「みーちゃった」」

明らかに“ヤバイ”って顔をしたみさきを捕まえて楽しい一日の始まり。
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