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最愛 【黒子のバスケ】

第10章 wherever you are


ランニングの後のシャワーを済ませてリビングに戻るとスマホが光っていてメッセージが届いてた。

開いてみるとみさきからで、電話で話してぇらしいからこっちからかけた。

多分俺が試合だから気を使って聞いてくれたんだろうけど、別に電話くらいいつだって構わない。

コール音がしてみさきの元気そうな声が聞こえてきた。

「おはよ。今大丈夫?」

「そっち夜だろ。大丈夫だけどどうした?」

「ちょっとスピーカーにするね」

通話がスピーカーに切り替わると、聞き覚えのある声が聞こえた。


「かがみん久しぶりー!」

「試合前なのにすみません。お礼がしたくて」

「おー。受け取ったか」

「うん!試合のチケットも航空券も本当にありがとう!」

「フライトの礼は黒子にしろよ。あいつのおかげで話がまとまったからな」

「うん!でもみんなからだって聞いたからかがみんにもお礼したかったのー!」

「火神さん、本当にありがとうございます」

黄瀬の彼女なら阿保っぽい女を想像してたのに、進藤はすげぇしっかりした感じで初めて会った時はびっくりした。
黄瀬に群がる女が阿呆っぽいのが多かったから勝手にそういう女と付き合いそうだっていうイメージを持ってた。

多分黄瀬の女を見る目はかなり肥えてる。



「そもそも黄瀬の提案だ。礼なら俺じゃなくて黄瀬にしろよ。にしても……黄瀬にここまでしたいと思わせるなんて、愛されてんだな」

「どうですかね?火神さん今度こっそり聞いてくれません?」

礼儀正しくて、誰を目の前にしても落ち着きのある対応だけど、ユーモアのセンスも持ち合わせてて、整った顔立ちとスラリとした体型。
仕事でモデルやら女優やらに会うことはもちろんあるけど、進藤の見た目はそいつらに全く劣らねぇ。
明らかに一般人の綺麗な女ってレベルではねぇ。

しかも、仕事もめちゃくちゃできるしすっごい優しくて友達想い……っていうみさき情報。

そもそも人と深く関わらねぇみさきの懐にがっつり入り込んで、あんだけみさきが好いてるなら、人として悪い奴って可能性もほぼない。


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