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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


「ごめんねー」

笑いながらダイニングに行くとみんなも笑いながらも口々に声を掛けてくれた。

「お前箸左だろ?そこ座れ」って言う大我

「どっちでもいいけど、ありがと」

「大丈夫か?」ってすごく心配そうな顔をしてくれる青峰君。

「大丈夫だよ」

「落ち着いた?」ってさつき

「うん。落ち着いた」

「白血病じゃないよね?」って聞いてくる美緒。分かってるくせに…

「違いますー。真太郎んとこ行ったばっかりなのでアレルギー以外は心配ないです」

テーブルに着いてみんなと一緒に早めの夕食を済ませると、明日の対戦相手のDVDを大我と青峰君が見てなんだか二人で言い合ってる。

3人で片づけをしながら、声のするリビングを3人で覗いてみた。

「ねぇねぇ。同じ格好してみてるよあの二人。大ちゃんのほうがちょっと猫背だけど」

「あの二人一緒にいるとけなしあってるけど別々にいると褒め合ってるんだよ。大我と青峰君は両想いなの」

「NBA選手の家でNBA選手を眺めてるなんてファンからしたら羨ましすぎる光景だよね。ちょっと涼太に写真送ろ」


3人でお揃いの服で、後ろの二人が少しだけ見える写真を撮ると黄瀬君に送ってた。

さつきも黒子君に送ってたけどあたしは送る人はいない。

好きなのは青峰君で友達は今ここにいる。

今回のアメリカはパパにもママにも言ってない。
青峰君と一緒って言ってパパにまたいろいろ言われるのは嫌だった。


夢中でDVDを見てるけどそろそろ休ませないと試合に影響しちゃう。

「お風呂入るならすぐに入れるよ」

「あぁ。明日試合なんだから先入れよ」

「じゃぁ借りるわ」

「バスタオルとバスローブどっちがいい?」

「バスローブのがいい」

大我は冬は絶対バスローブだから聞かないけど、青峰君は分からないから聞いて用意する。

「さつきと美緒は?」

「「バスローブ」」

「だよね(笑)」

さつきと美緒はあたしと知り合う前は絶対バスタオルだったらしいけど、あたしがバスローブの素晴らしさを語りまくったらいつの間にかバスローブを使う様になって手放せないって言ってた。



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